theohazeの記録

theohazeの独断と偏見による雑記

桜の絵の話

桜が今年もしっかり終わりましたね

 

いきなりですが

桜の絵ってとっても難しいと思います。

 

 

松や梅の絵はディフォルメされて本物よりも違う良さを提示することに成功していると思うのですが、桜の絵は

 

 

あまり、良いな

 

っと思うものがないのは

 

桜が日本人にとって特別すぎるとのかもしれないのでどうやっても本物を超えられない(笑)

 

っというような諸々の事情があるように思います

 

桜が何故視覚的に美しいと感じるのか?っということを少し分析してみると

 

 

まず、桜の花びらは限りなく白に近いピンク。

そして、めちゃめちゃ薄く、めちゃめちゃ数が多い。

 

っということが桜を描くということのハードルがだいぶ上がっているかと思います。

 

 

そして、桜は無意識レベルめ全体で見て美しいと感じるものです。風景と一緒というか。

 

背景が緑とか空の色とか、そういう色が合うのです。

そして幹の色

限りなく濃い茶色にあの薄い白がホワッとしたコントラストをするのが美しい。

 

 

一本ではどうしても成立しにくい。

 

 

風景とセットなんですよね。

 

 

 

田舎暮らしをしていた時、家の敷地内に桜は植えるものではない。っと教えてもらいました。

 

何故なら

 

まず、虫が多い。落ち葉が多い。実もならない。木の大きくなるのは早い。切ったらそこから弱るからダメ。っとややこしいことだらけで

 

 

田舎では

 

桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿という言葉があるくらいで

 

梅は切りなさいよー

桜は切ったらダメですよ〜

 

っていうような

デリケートだけど扱い辛い木なので、遠くの川近くに植えて 遠目で愛でるというシチュエーションが最高って感じなのです。  緑や木の濃い色に花びらがホワッと映える。このシチュエーションは絵では表現できない。

 

 

ので、

ボクの好きな桜の絵はこれです。

違うアプローチですが

 

堂本印象さんの木花咲耶姫です。

 

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桜は風景と人があってこそ感じられるものになるんだなぁ。っと思います。

 

しかも神話っという絵の中にも入って行きやすい設定です。

大体、桜が一番好きなのは日本人ですからね。

 

日本人は桜を視覚的なものだけではなく、無常観と一緒に感じちゃっているものなのです。

 

桜吹雪とかやられますが、外国の方はそこまでやられないと思います(笑)

 

あ、散ったな。くらいでしょう。

 

 

堂本印象さんはとても画力があったのですが、それでは飽き足らず自分の美をどんどん掘り下げて革命を起こしていった人です。

 

 

 

京都の堂本印象美術館がまたすごいのでご興味ある方は是非♪