theohazeの記録

theohazeの独断と偏見による雑記

ギャラリーの今

今日はボクが実際にパリで体験した出来事を元に、書いてみたいと思います。

 

日本人にとっては一番謎のアートの売買の世界。

 

まず

ギャラリーは日本では絵を見る所。見る空間。

 

はたまた何となくオシャレな空間をギャラリーと呼んでる所もあります。

何でも「○○カフェ」とつけるとこと似てますね。

 

しかし

 

海外ではギャラリーとは

 

美術品を売る場所です。

 

なので、ギャラリーにはギャラリストというオーナーがいて、その顧客がどのような人たちなのか?っという所がギャラリーの大切なところなのです。

 

庶民より貴族と繋がってるところの方がそりゃ良いに決まってます。

売り上げが多いという意味で。

 

ので、隠れギャラリーも結構あって、いわゆる表からは見えなくてアポとって…みたいなギャラリーもあります。

 

ある意味そっちの方がホントのギャラリーという人もいます。

 

減って来てますが、ギャラリーがアーティストを育てるスタイルはプロダクションと似ています。

 

 

日本では貸しスペース的なギャラリーが多いです。

 しかし、

2014年にパリのギャラリーで1ヶ月個展をさせていただいた時に、パリやロンドンのギャラリーも貸しスペースが増えて来た、

という話をギャラリー関係者から聞きました。

 

それは以前のようにギャラリストがアーティストを育てるという図式では経済のスピードに追っつかなくなって来た、という事と、

 

または上位のギャラリーにアーティストが引き上げられると育てのギャラリーには旨味がないという事で、中堅どころのアーティストを回して回して…というのが常套手段となったようです。

 

っていう話は ギャラリーリチャードというパリとニューヨークを拠点にされてるギャラリーがあったのですが、その方が具体のMさん作品をポンピドーセンターに所蔵されるように尽力したりしてたんですね。

 

けど、Mさんは最近 大手ハウザーワースに引き上げられて。

ギャラリーリチャードの方はがっかりしてましたが仕方ないと言ってました。そりゃ、アーティストも死活問題ですからね。そういうコトがもっとハッキリとさらにスピードを上げてきているなと感じます。

 

またはグループ展として東洋人をカモる、っといっては失礼ですが、それを貸しスペースとしてカモル話しも度々聞きます。お金を出したら「パリで展示しました」と履歴に書けるから。お金を出して展示するのを否定はしないけど、ボクはしません。見合うことならいいけれど。

 

まぁ、色々ありましたよ(笑)

 

 

見た目は美しい世界ですが、展示会が終わると売れたか?っと必ず聞かれるし、優雅というよりも、もっと生々しい世界です。ギャラリストとアーティストも霞を食って生きているわけではないですからね。付加価値の究極的な世界ではあり、少し悪い言葉でいうと山師の集まりでもあります。だからそれだけの圧力が生まれるのかもしれません。

 

話は戻ってパリの展示の際は、例のテロ事件のある前だったのですが、もう経済も右肩下がりに落ちていっていたので、そこのギャラリストも頭を悩ましていたところ、元具体のMさんもボクの展示会を見に来てくれました。

 

そして色々お話をしていると、この半年はホントにキツイといってました。

 

そんな50年パリで過ごされて名の売れたMさんですら そうなんですから、パリの不景気はすごかったのだと思います。

 

そして、その後のテロで観光業はさらに打撃をうけたコトだと思います。

 

2016年に大阪のギャラリーで若手フランス人アーティストの展示会をしていましたが、それはそういうことも多分にあっただろうなと思います。

 

パリが現代アートでやっていくにはきつくなってきたんですね。

 

2017年にポンピドーセンターを見に行った時にさらにそう思いました。

マグリットをやってましたしね…

 

そして、フランスは中世古典のアートなんだなっと思ったボクは、ニューヨークに行きました。

 

何故なら今の現代アートという流れを作ったのはアメリカなんですから。